ブログトップ

今日から始めるゲーム統計学

tsubame30.exblog.jp

かつては麻雀およびエロゲのデータを統計解析して遊んでました。今では日本酒に夢中です。

【麻雀雑談】七段昇段 ~「反省しない」という考え方

ずっと五~六段エスカレーターしていましたが、
先日ついに念願の七段昇段に成功しました。
d0279358_1185683.png

旧アカウントでの鳳凰チャオから実に1年半ぶりの鳳凰復帰ということで喜びもひとしおです。



ここ最近の、私の麻雀への取り組み方で意識してたことは、
『よくわからないものを考えない』でした。

例えば、こんな局面どうします?
d0279358_1212157.jpg

私は、これ押して一発で8000放銃。これが原因でラスりました。
致命的ですね。天鳳的には。

こういうことが起きると、後で牌譜を見返しながら反省するわけですよ。

つばめA「2着目からラス目のリーチに押すとか病気かよ」
つばめB「でも自分良形だよ? 相手の良形率100じゃないし、相手のリー棒1000点自分の収入に足せるし、めくりあってもよくない?」
つばめA「でも一発巡に2mはどうなのよ? 4mアンパイじゃん。南も使えばオリれるでしょ?」
つばめB「南だって放銃率は持ってるよ? しかも4m抜いた後結局南切るよね? オリても放銃率結構残りそうだし、それなら良形で押した方がよくない?」

そしたらこんな感じで、言い訳を始めるわけですよ。自分が自分に。


でもこれ、押し引きどっちが正着かっていうと難しくないですか?


結局どっちが正しいかっていうのは、
このケースで言えば、生牌オタ風の放銃率だとか、
2フーロ晒してて安牌3枚からオリ切れる確率だとか、
相手の良形率だとか、脇が押し返してくる確率だとか
そういったもろもろの値を考慮して計算してやっとわかるわけですよ。
いや、そこまでやったうえで、「わからない」とか「微差」ってこともありえます。


致命的な放銃でラスったりとかすると、とかく「反省点」を探したくなります。
「あー、この放銃がいかんかったなぁ。こういうときは押さないほうがいいのかぁ」と。
どうしても、『放銃して着順落とした』結果の方に引っ張られて、「反省」してしまう。
でも、それが正しいかっていうとホントのところわからないんですよね。
もしかしたら、押したほうが長期ではいい状況だったかもしれないのです。

この「反省」の一番の問題は、長期で正しい打牌を「改善」してしまうことにあります。
「反省」すればするほどどんどん誤打が増えて成績が悪化していく。
そんな最悪な事態を招く可能性すら秘めています。


もちろん、検討すること自体は大事です。
ただ、検討した結果よくわからないものを、
「こっちが正着だ!」ってあまり決めつけない方がいいのでは、ということです。

特に、「そっちを選んでいればラスにならなかった方」を正着とする上では注意が必要な気がします。

これは一見、向上心の無い自己正当化と紙一重です。
しかし、だからこそ陥りやすい罠であるとも言えると思います。


ある程度打ち方が固まっている人は、自分目線での反省には注意が必要なのではないか、と思います
この結果から何かを学ぶことを諦める、そういう姿勢が却って遠回りを避けることに繋がるのではないかなぁと思ったりするのです。
[PR]
by tsubame30 | 2013-03-14 01:17 | 麻雀雑談 | Comments(5)
Commented by OYOYO at 2013-03-23 11:57 x
お久しぶりです。昇段おめでとうございますヽ(=´▽`=)ノ。

七段とか凄い……。私は先日はじめましたが、いまだに二段でウロウロしています。この前二連続でラスひいて、心が折れそうになりました……。

この局面は正直難しいですねぇ。私でも押すと思います。仰るとおり、考えても仕方がないのかな、と。

ただ、局所的な場面に限らず考えるなら、そもそもこういう選択を迫られた時点でまずかった、と考えることも可能なのかなと思います。これはあくまで見方の問題ですけれど。

というのも、私は古い考え方の麻雀うちなので、「北家が鳴くのは親に牌を回すから極力避けたほうがイイ」という風に教えられてきました。北家の役割は、親を抑えることだ、と。

降りられなかった原因の一つは、「鳴いて手を狭めた」というところにも、たぶんあります。東4といえばまだ勝負ではないし、2000点狙いで私ならば鳴かなかったかな……などと。

古典的な防御理論かつ、どっちかというとフリー雀荘とかの視点ですが、こういうのは天鳳的にはどうなのでしょうか。先輩としてご意見を頂ければ幸いです(。・x・)ゝ。
Commented by つばめ at 2013-03-25 01:48 x
・OYOYOさんへ(1/2)
昇段できましたありがとうございます!(*´ω`*)
またしても分割で返信いたします。

天鳳での連ラスは心が折れますよね……。
以前、OYOYOさんが戦績をツイートしてたのを拝見しましたが、
それを見る限り、二→三段昇段はきっとできると思います。頑張ってください!


手を短くした方針自体が間違っていないか、ということですが、
東場であっても副露して安手(1000、2000点)をアガることは、非常に着順寄与が大きいと考えてます。
麻雀は、和了できなければ、たとえ放銃しなかったとしても被ツモや流局支出で失点するので、
「必ず失点しない」という点で、安手であっても和了することは重要です。
……という考えのもとでやった仕掛けでありました。
この考え方は、誰か1人より上ならいい天鳳でも、トップ優遇のフリー雀荘でも有効だと思ってます。
むしろチップ収支がある分、フリーの方が有効まであるかもしれません。
Commented by つばめ at 2013-03-25 01:49 x
・OYOYOさんへ(2/2)
>そもそもこういう選択を迫られた時点でまずかった
この考え方は仰る通りで、和了が大事といえども、フーロの入れ方には注意が必要です。
「2フーロノーテン」は現時点で和了率が無いくせに、放銃率がかなり高くなるので、
その状況でリーチ入れられてヒーヒー言っても自業自得、ということになってしまいます。
逆に2フーロであってもテンパイさえしてれば、全家から和了チャンスがあるので
オリの精度が落ちても、かなりの「守備力」があります(自家の和了率が発生すれば、放銃率・失点率は下がる)。

>「北家が鳴くのは親に牌を回す~」
シャンテン数が上がることが確定しない親のツモを増やさないために、
自分のシャンテン数上昇が確定する鳴きを放棄することはない、と考えてます。
フーロによって自分の和了率が上昇するのであれば、相対的に親の和了率は低下するので。
確率統計を信仰してる身としてはこうなるのですが、この辺は信仰によって相容れない部分もあるかもしれません。


本当に、一度対局してみたいですね。
コメントありでした(*´ω`*)
Commented by OYOYO at 2013-03-30 01:55 x
おお。お返事ありがとうございます(。・x・)ゝ。

ご意見、興味深く拝読しました。

この辺の着順寄与の話は、単純に自分の「和了率」だけではなく、個人的には「期待値計算」なのかなと考えています。10%で2000点と5200点なら後者のほうが良いし、一定の失点期待値があってそれを下回るなら仕掛けない方がいい、みたいな。

実際には複雑すぎて計算しきれないにしても、麻雀は理論的には得失点と牌効率で、「最適解」に近いものを出すことが可能なはずです。……私はそれこそ統計だの期待値だのが苦手なのできちんとはわかりませんが。

その辺の計算をすれば、点数が1.5倍になる親に安手で仕掛けて牌をまわすというのは、たぶん、失点期待値のほうが高くなるんじゃないかという話もあり、その辺ロジカル派のつばめさんならどう考えられるか、あらためてうかがいたくもあります。上記のお返事は、期待値計算からの算出なのでしょうか。もしそうなら、(企業秘密でなければ)どういう計算かご教示頂けるとうれしいです。

対局は私もぜひ一度と願っており。ご指南いただきたいです。
Commented by つばめ at 2013-04-23 00:14 x
OYOYOさんへ

コメントレスを書いたところ非常に長くなったので、
記事として書きました。
http://tsubame30.exblog.jp/18517166/

よろしければご覧くださいませ。