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今日から始めるゲーム統計学

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かつては麻雀およびエロゲのデータを統計解析して遊んでました。今では日本酒に夢中です。

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なんとか修羅場を乗り越えたので、宣伝します。
6/18(日)、池袋で行われるサンクリでエロゲー統計本頒布します。

日時:6月18日(日)
場所:池袋サンシャインシティ A23ホール
配置:M28b
サークル:Modest Cute

■ 『エロゲー業界を読み解く時系列分析』
   B5サイズ58ページ  頒布価格 700円
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ErogameScapeのデータを用いて、
ゲームの本数、POVの入力割合、声優の出演数などを時系列に集計したり、
自己回帰モデルを導入して、値の予測をしたり、な一冊です。
わかりやすく、をモットーに頑張って書きました。
イラストは、結城結にお願いしました。ありがとうございました!


目次は以下のようになってます。
     まえがき
第1章 年別集計で過去を振り返る 基礎データ編
    1-1.発売されたゲームタイトル数の推移
    1-2.レビュー数およびレビュワー数の推移
     ◎統計コラム:時系列分析を劇的にラクにするextract関数
第2章 年別集計で過去を振り返る 発展編
    2-1.POV入力数の推移
    2-2.タイトルに使われている文字の推移
    2-3.声優出演数の推移
     ◎エロゲーコラム:あの素晴らしいエロゲー原体験をもう一度
第3章 自己回帰モデルで未来を予測する
    3-1.分析の流れについて
    3-2.ゲーム発売本数のモデル化と予測
    3-3.レビュワー数のモデル化と予測
    3-4.この章のまとめ
     資料
     参考文献
     あとがき
※リンクをクリックすると、サンプル記事を開きます。


当日は、数は少なめですが既刊も持っていきます。
既刊がどんなものかは以下をご参照ください。

・『エロゲー統計学 [テキストマイニング編] with 古色迷宮輪舞曲』

・『エロゲー統計学 [因子分析編] with グリムガーデンの少女』

・『エロゲー統計学 [マーケティング編] with 波間の国のファウスト』


エロゲーが好きな皆さんもエロゲーはよくわからないという皆さんもぜひどうぞ。
それでは、当日はよろしくお願いいたします!


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by tsubame30 | 2017-06-14 23:40 | イベント | Comments(0)
※ このエントリは6/18(日)サンクリ2017夏新刊『エロゲー業界を読み解く時系列分析』のサンプルです。
 この節では、POVの入力数の年別推移について報告します。商業エロゲータイトルに対して、発売日から半年以内に登録されたランクAのPOVが対象となっています。年別の傾向を見るために、その年に登録されたすべてのPOV数で割り、割合(単位は%)にしています。割合の数字が大きいものは「その傾向のゲームが多い」か、「その傾向を意識するユーザーが多い」と考えていいでしょう。


◎ゲーム傾向編

 ゲームの傾向に関するPOVのグラフを図2-1-3に示します。

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 一世を風靡した泣きゲーも、最近はあまり見なくなりました。2006年の大きなピーク以降、泣きへの意識は衰退していきます。代わりに2006年以降台頭してきたのは「純愛物語」です。
 近年では、「笑い」も「バトル」も……というより、作品傾向を示すPOV全体の入力数が減ってきています。「これはバトルだ!」「これは笑えるw」という単一イメージのゲームが減っており、どれもこなせるオールマイティ型が増えてきている可能性があるように思います。


◎ エロ(イケてるオトナのハード系)編

 エロ関係のうち、イケてるオトナのハード系のPOVの結果のグラフを図2-1-7に示します。

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 レイプレイ事件以後、風当たりが強い陵辱モノですが、POVの割合としては大きな変動をすることもなく地道に頑張っています。
 ハードエロ系のPOVで劇的な成長を遂げているのが「イキまくる女の子」です。10年代前半はまさに大アヘ顔時代。「おほぉ」と「いぐう」が望まれています。
 一方で、「ロリ」が減少中。2015、2016と過去最低を更新し続けています。バブみの時代、人妻や母親に流れてしまったのでしょうか?
 こつこつと地道に成長を続けているのが「露出・羞恥プレイ」です。需要は絶対にあるので今後もぜひとも頑張って欲しい。もっと全裸散歩させていこ!




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by tsubame30 | 2017-06-14 23:32 | エロゲ解析 | Comments(0)
※ このエントリは6/18(日)サンクリ2017夏新刊『エロゲー業界を読み解く時系列分析』のサンプルです。
 発売されたゲームタイトル数を発売年毎に集計しました。
 ErogameScapeへのゲームの登録もれがあるかもしれない点にはご留意ください。また、ErogameScapeの開設が2001年ごろですので、それ以前のゲームは特に取りこぼしの可能性が高いと思われます。

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 商業(CORP)のみ、同人(CIRCLE)のみ、その合計をそれぞれグラフにしたものを図1-1-1に示します。集計に用いたSQL文や具体的な数値データは、巻末の資料に掲載しています。

 1997年→2003年の6年間で、発売タイトルが218→772本とおよそ4倍に上昇しています。それこそ20周年『ToHeart』(Leaf)や、『Kanon』(key)、『遺作』(elf)、『アトラク=ナクア』(ALICE SOFT)などを皮切りにエロゲーバブルが弾けた時代だったと言えるでしょう。

 2004年以降安定期に入りますが、2012年にピークを迎えます。2010~2013年の急激なタイトル数増加がグラフ的にとても浮いています。これは何があったのでしょうか。調べたところ、2011年~2013年は、アンドロイド版(旧作の移植含む)が数多くリリースされていることがわかりました。この傾向は同人ゲームについても同様です。PCとそれ以外のプラットフォーム(ほとんどがandroidでした)についてのグラフを図1-1-2に示します。

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 2011~2013年において、アンドロイド版の影響で大きく上昇しているように見えていましたが、PCゲームに限定すれば大きな変動がないことがわかります。
 しかし、大きな変動が無いなりに、ここ2年で発売タイトル数がじわりじわりと減少していることが確認できます。



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by tsubame30 | 2017-06-14 23:11 | エロゲ解析 | Comments(0)