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今日から始めるゲーム統計学

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かつては麻雀およびエロゲのデータを統計解析して遊んでました。今では日本酒に夢中です。

【麻雀雑談】七段昇段 ~「反省しない」という考え方

ずっと五~六段エスカレーターしていましたが、
先日ついに念願の七段昇段に成功しました。
【麻雀雑談】七段昇段 ~「反省しない」という考え方_d0279358_1185683.png

旧アカウントでの鳳凰チャオから実に1年半ぶりの鳳凰復帰ということで喜びもひとしおです。



ここ最近の、私の麻雀への取り組み方で意識してたことは、
『よくわからないものを考えない』でした。

例えば、こんな局面どうします?
【麻雀雑談】七段昇段 ~「反省しない」という考え方_d0279358_1212157.jpg

私は、これ押して一発で8000放銃。これが原因でラスりました。
致命的ですね。天鳳的には。

こういうことが起きると、後で牌譜を見返しながら反省するわけですよ。

つばめA「2着目からラス目のリーチに押すとか病気かよ」
つばめB「でも自分良形だよ? 相手の良形率100じゃないし、相手のリー棒1000点自分の収入に足せるし、めくりあってもよくない?」
つばめA「でも一発巡に2mはどうなのよ? 4mアンパイじゃん。南も使えばオリれるでしょ?」
つばめB「南だって放銃率は持ってるよ? しかも4m抜いた後結局南切るよね? オリても放銃率結構残りそうだし、それなら良形で押した方がよくない?」

そしたらこんな感じで、言い訳を始めるわけですよ。自分が自分に。


でもこれ、押し引きどっちが正着かっていうと難しくないですか?


結局どっちが正しいかっていうのは、
このケースで言えば、生牌オタ風の放銃率だとか、
2フーロ晒してて安牌3枚からオリ切れる確率だとか、
相手の良形率だとか、脇が押し返してくる確率だとか
そういったもろもろの値を考慮して計算してやっとわかるわけですよ。
いや、そこまでやったうえで、「わからない」とか「微差」ってこともありえます。


致命的な放銃でラスったりとかすると、とかく「反省点」を探したくなります。
「あー、この放銃がいかんかったなぁ。こういうときは押さないほうがいいのかぁ」と。
どうしても、『放銃して着順落とした』結果の方に引っ張られて、「反省」してしまう。
でも、それが正しいかっていうとホントのところわからないんですよね。
もしかしたら、押したほうが長期ではいい状況だったかもしれないのです。

この「反省」の一番の問題は、長期で正しい打牌を「改善」してしまうことにあります。
「反省」すればするほどどんどん誤打が増えて成績が悪化していく。
そんな最悪な事態を招く可能性すら秘めています。


もちろん、検討すること自体は大事です。
ただ、検討した結果よくわからないものを、
「こっちが正着だ!」ってあまり決めつけない方がいいのでは、ということです。

特に、「そっちを選んでいればラスにならなかった方」を正着とする上では注意が必要な気がします。

これは一見、向上心の無い自己正当化と紙一重です。
しかし、だからこそ陥りやすい罠であるとも言えると思います。


ある程度打ち方が固まっている人は、自分目線での反省には注意が必要なのではないか、と思います
この結果から何かを学ぶことを諦める、そういう姿勢が却って遠回りを避けることに繋がるのではないかなぁと思ったりするのです。
by tsubame30 | 2013-03-14 01:17 | 麻雀雑談

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